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休館日:毎週月曜日

高碕記念館について

Takasaki
Memorial Hall

BLOG高碕記念館ぷらす

「ランタナ」

 ランタナは、夏の間どこでも見かける馴染み深い花です。高碕記念館では、南階段上部の左手に黄色の花を咲かせています。南米原産で繫殖力が強く、夏から秋にかけて長期間咲くとても逞しい花です。花色が次々と変化するため、七変化(シチヘンゲ)とも呼ばれているようです。花言葉には、心変わり・「協力」・合意などがあります。
 
 「協力」といえば、佐久間ダム建設が思い浮かびます。高碕さんが電源開発の総裁として、強いリーダーシップを発揮された工事です。米国の最新技術を導入し、工事着工から電気を供給するまでを3年数か月という短期間で完成させました。この工事には、米国から技術者を含め、多くの「協力」を得ましたが、これは、高碕さんの長年にわたる缶詰外交による幅広い人脈があったからだと思います。きっと米国にも、高碕達之助ファンが沢山いて、その人たちが惜しみなく「協力」してくれたのだと思います。
 
 さて、猛暑の中で関西万博は開催中ですが、今から55年前の万博(大阪府吹田市)開催時の8月の月平均最高気温は、32.6℃との記録があります。当時高校生だった私は、夏休みに2度会場へ行きましたが、暑くて大変だったという記憶がありません。今年の万博は暑さも記憶に残りそうです。植物にも厳しいはずの今夏ですが、ランタナは涼しそうに咲いています。私たちには初秋の爽やかな風が待ち遠しいですね。