2025/10/15
「ジニア」
10月13日 晴れ
南階段の近くで、黄色とオレンジ色のジニアが元気いっぱいに咲いています。百日草とも呼ばれるこの花は、夏から秋までずっと咲き続けます。テラス前のフラワーポットでも、ジニアはケイトウと仲良く並んでとてもカラフルです。気持ちをぱっと明るくしてくれるこの花を近くで見ていると、なぜか「虚心」という言葉が思い浮かびました。
「虚心」とは、わだかまりを持たないシンプルな心の状態ですが、高碕達之助さんはいつも、シンプルな考え方を大切にされていたようです。大人には様々な欲があり、恥や損得勘定がつきものとなって迷いも起きる。だから、子供の様に「虚心」になって迷いを断ち切ることが大切であり、それが強さと正しさに通じるとお考えだったようです。
熱気に包まれた関西万博も、いよいよ今日が最終日。私も一度足を運びましたが、とても暑かったことと、会場を埋め尽くすほどの人波に、ただただ圧倒されました。
さて、ここ雲雀丘では、乾いた風が心地よく、空もすっかり秋の色です。読書に芸術、そして食欲の秋、それぞれの秋を楽しみたいですね。

