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休館日:毎週月曜日

高碕記念館について

Takasaki
Memorial Hall

BLOG高碕記念館ぷらす

「斑入りカンナ」

 高碕記念館のカメリアガーデンに、トロピカルな夏の雰囲気が漂うオレンジ色のカンナが咲きました。この花は、葉がトラ模様のような斑(ふ;まだら)入りが特徴的で、暑さに強く直射日光が大好きです。夏の花が少ない時期に、「凛々しく立つ姿」はとても力強くて鮮やかです。花言葉には、情熱、快活、永遠などがあり、うまく表現されていると思います。この花は、情熱的な人や目標に向かって頑張っている人に贈ると良いようです。

 

 斑入りカンナが「凛々しく立つ姿」という言葉から、誰か思い浮かびませんか?
佐久間ダムの工事現場を見守る高碕達之助さんや、ダム工事で水没する荘川村を、村人たちと見て回る高碕達之助さん、周恩来やフルシチョフとの会談に臨む高碕達之助さん、戦後の満州で邦人救済に奔走された高碕達之助さんの姿など、次から次へと浮かんできます。高碕さんは昭和という時代に、常に国家の将来を考えて活動されました。私たちは、高碕さんの凛々しい姿を忘れずに、その志を引き継いでいかなければならないと思います。「世界平和の為に」とは個人として大きな話ですが、せめて、隣人の為にお役に立てる人間でありたいと思います。

 

 このようにブログを書いてみて、もう一度カメリアガーデンのカンナの姿をよく見ると、そこに高碕さんの凛々しい姿を見る思いがします。カンナという名前を知ったのは今日ですが、夏になるとよく見かける花です。名前を知らなかった花でも、ブログの題材として情報を得ると、今までとはまた違った見え方がする・・・。これは、今夏の新たな発見です。