2025/06/09
「白蝶草」
ハクチョウソウという名前は、白い蝶が舞っているように見えるところから名付けられました。もとは北米産で、ガウラと呼ばれています。この花は、高碕記念館芝庭の、日当たりがよくて、風通しの良い場所で咲いています。他の植物に負けずに、沢山の花を咲かせるところから、花言葉には「負けず嫌い」との表現があります。
ハクチョウといえば、高碕さんのエピソードが思い浮かびます。それは、昭和28年に高碕さんの提案で放鳥された、皇居のお堀で泳ぐ白鳥です。当時、東京動物園協会の会長であった高碕さんは、皇居前広場一帯の景観を、より魅力的にしようと、お堀に白鳥を放つプランを思いつきました。都知事や宮内庁、丸の内周辺企業の社長さんたちの賛同を得て、24羽のコブハクチョウが放鳥されました。高碕さんは、とても動物好きだったようですが、このような所にも関係されていたとは驚きですね。
さて、今後のブログは、暑さに強い花をご紹介できればと思っています。配信ペースは、初夏の花よりもスローペースになると思いますが、高碕さんのエピソードに助けていただき、楽しみながら進めたいと思います。

