2025/06/24
「紫馬簾菊」
南階段周辺で、今元気よく咲いているのは、紫馬簾菊(ムラサキバレンギク)です。紫馬簾菊は、エキナセアとも呼ばれ、北米原産です。花の中心部が盛り上がり、周囲に細長い花弁が広がっているが特徴です。日本名の由来は、花弁が下向きに垂れ下がる様子が、江戸時代の火消しが用いた「馬簾(ばれん)」という道具に似ていること、そして、花色が紫であることから名付けられたようです。花弁が下向きに下がっているので、見た目はとても個性的です。
個性的といえば、高碕さんの行動には、ときどき奇抜に思えるところがありました。雲雀丘(現在の高碕記念館)にお住まいの頃は、お庭でダチョウやワニを飼っていたこと、ダチョウは孵卵器を使って、日本で初めて孵化させたそうです。高碕さんは、何度も外国へ行かれましたが、どの国でも、真っ先に動物園へ行かれるなど、動物を見ることが何よりの楽しみだったようです。
高碕記念館のお庭では、もうすぐ夏花の出番ですが、彼らの個性は、暑さに対してとても強いことです。

